プロに勝つ 科学的FX
 これらの国旗に反応した人、私と同じ「派」のはずです。そんな「派」の皆さんとともに科学的にFXを研究するサイトです。ギャンブルを奨励するかのようなサイトが多い近頃ですが、私はそんな人たちを無視して、スワップで城を築いていきます。私の相場観に賛同できる方メールください。サイト内で紹介致します。   since2007年1月30日
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予想とは

 
私が小学校高学年だったころ(昭和60年代ですが)、日本では、というか世界中で21世紀は日本の世紀だと言われていました。労使は協調し、質の高い労働者が豊富で、政治は安定している。まさに向かうところ敵なしでした。で、今の日本はどうでしょう・・・

 予想や予測などそんなものです。どんなに専門家や学者が予測を立てたところで、そんなものに価値はありません。今の中国もそんなに恐れる事はないかもしれません。また本当に21世紀は日本の世紀かもしれません。

 日経新聞は週末になると来週の為替の展望を書いていますがこれが実に面白い。
「円安になりやすい」
「高値を探る展開」
などなどいろいろ表現を変えていますが、その週が終わり、振り返ってみると日経の予想が当たっている確率はほぼ50%です。暇な人は統計とってみてください。

 予測に価値を見出してはいけません。有名な話ですが、的に銘柄を書き、サルにダーツをさせ、当たった株式銘柄を買っていたほうが、プロトレーダーの運用成績よりもよかったというのは驚くようでいて、しかし当たり前の話でもあります。占いのようなテクニカル分析や無価値の情報をもとに取引をするより、適当に選んだサルダーツの方が成績がいいのもうなずけます。


 あなたが星座占いを信じるなら話は別ですが、専門家の経済予想は占いの類に近い気がします。彼らはまず予測を発表し、その根拠を述べます。ただ同時にその他の根拠が相場に影響していることは無視します。あくまで自分が注目した根拠のみを見て将来を予想しているのです。中国の経済が成長しているのは事実ですが、それと同時に高度成長期にもかかわらず高齢化が進行し、環境は破壊され、貧富の差の拡大で社会は不安定さを増しています。そういったその他の根拠は無視して、或いはその他の根拠がどの程度影響を与えるのかは計算せず(計算できるものでもありませんが・・・)40年前の日本のようだとか、13億の市場があるからとか言っているわけです。政治体制も歴史も地理も文化も何もかも違う国の過去をモデルに他を予想しているわけです。

 ビジネスマンなら経済情報を得る事は必要な事ですが、そこから何かしらの展望や予測を得ようとすべきではありません。日経新聞はただ情報を載せればいいのです。そこに来週の為替の展望なんか書くからクオリティが下がるのです。まあ、でも一週間後に予測が当たったかどうか振り返って新聞を見る人が少ないんでしょう。そんなことをされたら、為替騰落予想が実は50%しか当たっていないことがばれちゃいますね。先述のサルダーツでも50%は当たりますね。


 アメリカのサマーズ元財務長官の言ったジョークにこんなのがあります。

 アインシュタインが亡くなって、神様は彼に仕事を与えました。それは新しく天国に来る者に自分に合った仕事を決めてあげると言うものです。アインシュタインは知能指数200の者に対し「相対性理論を研究しなさい」と言いました。次に知能指数150の者に対し「世界経済の予測をしなさい」と言いました。最後に知能指数60の男に対し言いました。「為替の予想をしなさい」

 
あなたは相場は研究すれば予想できると思っていませんか。テクニカル分析や相場情報に魅力を感じてはいませんか?危険な兆候です。